視察・調査

EPOC資源循環分科会
「第1回視察会(石川・富山方面)」報告書

《概要》

日時: 2026年6月8日(月)〜 6月9日(火)
目的: 資源循環の最前線で活躍する企業の現場を実際に視察することで、最新の取り組みや技術について理解を深める。
視察先:
  • コマツ(株式会社小松製作所) 粟津工場
  • 株式会社ダイセキ 北陸事業所
  • 三協立山株式会社 三協マテリアル社 射水工場
  • 株式会社HARITA 射水サイクルセンター
参加者: 17名

《各施設の見学内容》

  • ・コマツ(株式会社小松製作所) 粟津工場

    コマツ粟津工場では、ホイールローダーや油圧ショベルなどの建設機械を生産しています。同工場では、石川県、石川県森林組合連合会、コマツの三者で協定を締結。バイオマスボイラーを導入し、地域の森林に残された未利用間伐材を原料とした木材チップを燃料として活用することで、カーボンニュートラルの推進に取り組んでいました。また、部品の加工工程で発生する切粉や廃棄物のリサイクルに加え、リマンも行っているとのことでした。

  • ・株式会社ダイセキ 北陸事業所

    株式会社ダイセキ 北陸事業所では、廃水・廃油・汚泥の処理およびリサイクルを行っています。
    受け入れた産業廃棄物は、分析・仕分けを経て各種処理設備(分離、中和、脱水、混錬等)で処理されています。クロムを含む汚泥など、リサイクルが困難な一部の廃棄物については、適切な管理のもとで埋め立て処理を行っていますが、処理施設から発生する粉塵も回収し再処理するなど、リサイクル率の最大化に向けて積極的な取り組みを推進しています。

  • ・三協立山株式会社 三協マテリアル社 射水工場

    三協立山株式会社は、三協アルミ社(建材事業)、三協マテリアル社(マテリアル事業)、タテヤマアドバンス社(商業施設事業)、国際事業の4つの事業領域を展開しており、今回視察した三協マテリアル社 射水工場では、アルミ製品の押出・表面処理が行われています。押出工程で発生するスクラップは100%リサイクルされており、廃棄物削減に取り組んでいる様子が見受けられました。また、工場内には約5万種類の金型が保管されており、コンピューターによる管理や自動搬送など、省人化にも積極的に取り組んでいました。

  • ・株式会社HARITA 射水サイクルセンター

    株式会社HARITA 射水サイクルセンターでは、自動車や家電のスクラップ材の受け入れ、シュレッダーによる処理・選別が行われています。回収した資源は再生利用されており、新幹線の車体から普通車客室の荷棚、荷棚下パネルへの採用など、水平リサイクルにも積極的に取り組んでいることが分かりました。また、アルミサッシの資源回収ネットワーク「サーキュラーエコノミーチャレンジャーズ」を結成するなど、循環型社会の実現に向けた活動も展開されていました。