視察・調査

EPOC資源循環分科会 視察調査
「ゼロエミッション・コミュニティに向けた取り組み」

はじめに

資源循環分科会では、昨年度に引き続き、EPOC会員企業の知識、技術のレベルアップを図ることを目的として、「視察調査」を開催しました。
今回は、ゼロエミッションに欠かせない廃棄物の「分別」に強みを持つ会社を訪問し、各社の資源循環や環境負荷低減活動に関する事業について、現場視察を交えてご紹介頂きました。


開催日時 平成22年3月12日(金曜) 8:50〜17:30
見学先 [1] (株)グリーンアローズ中部 <愛知県東海市>
[2] (株)ダイセキ環境ソリューション <愛知県東海市>
[3] (株)カネミヤ <愛知県半田市>
[3] 豊田メタル(株) <愛知県半田市>
参加者 43名



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    [1] (株)グリーンアローズ中部 <愛知県東海市>
    〜廃石膏ボードの処理を一環体制で行う環境創造リサイクル企業〜

    概要
    「排出→収集運搬→中間処理→再製品化」のそれぞれの役割を担った企業によるコンソーシアムを結成し、建築現場や解体現場などで発生する廃石膏ボードを回収して、選別・破砕などの処理を施し、製品原料としてリサイクルするビジネスに関し、処理施設を現地見学しました。

    ●主な見学内容
    廃石膏ボードの中間処理施設

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    [2] (株)ダイセキ環境ソリューション <愛知県東海市>
    〜土壌汚染の調査から処理・浄化対策まで「One-Stop Solution」〜

    概要
    汚染された土壌の粒度と汚染度合いの特性(汚染物質は細かい粒子に集中する)を利用し、洗浄しながら汚染土壌を粒度別に分別している汚染土壌洗浄プラントを訪問し、実際に粒度別に分別を行っている現場を見学しました。

    ●主な見学内容
    名古屋リサイクルセンター 汚染土壌洗浄プラント

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    [3] (株)カネミヤ <愛知県半田市>
    〜自動分別機・自動洗浄機におけるオンリーワンECOブランド〜

    概要
    主に食品工場で排出されている残渣付ポリ袋、プラスチック類を「資源」として生まれ変わらせるポリ袋自動洗浄処理機、自動処理分別機の製造企業を訪問しました。これまで廃棄コストをかけて焼却、埋立てするしか方法がなかった残渣付きポリ袋を資源として生まれ変わらせる2種類のデモを実演していただきました。

    ●主な見学内容
    ポリ袋自動洗浄処理機Bun-Sen、自動処理分別機Bun-Bunデモ

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    [4]  豊田メタル(株) <愛知県半田市>
    〜世界初 廃自動車リサイクル量産レベルのプラントを建設・稼動〜

    概要
    エンジン、タイヤ等の主要部品が取り外された廃自動車が、シュレッダーで粉々に砕かれ、鉄・非鉄金属・ASR(シュレッダーダスト)として回収される一連の工程を見学しました。大型のシュレッダーに入れられた後、機械による選別、手選別によるラインを経て、鉄はもちろんのこと、樹脂・ゴム・ガラスなどの破片までリサイクルが徹底されている現場を見せていただきました。

    ●主な見学内容
    メタルリサイクル、ASRリサイクル