概要

　環境経営分科会では、今年度も会員企業様へのエコデザイン普及･実践をテーマとした活動を行っていきます。特に今年度はエコデザインの事例見学ツアーを計画しており、第1回目EPOCエコデザインツアー「先進技術の現場でみつけるエコデザイン！！」を、中部地区の先進技術事例2社（井村屋製菓株式会社シーズニングカンパニーと花王株式会社豊橋工場）をエコの視点でみつめて、先進技術によって産み出されたモノや生産技術には環境負荷削減の要素が多く含まれていることを発見し、自社の技術をエコ視点で再評価して訴求につなげることを目的として開催しました。

　31名と多くの方に参加していただき、「見方を変えることでエコとして評価できることを実感できた」「生産効率向上という日常の改善＝エコであるとの認識ができた」という意見があるなど、大変好評でした。

開催日

平成19年6月8日(金) 9:20〜16:00

主催

環境パートナーシップ･CLUB（EPOC）環境経営分科会

見学先

井村屋製菓株式会社シーズニングカンパニー、花王株式会社豊橋工場

《行程》

9:20	集合（JR･名鉄豊橋駅西口）
9:30〜10:00	移動
10:00〜12:00	井村屋製菓株式会社シーズニングカンパニー見学 （概要説明:15分 見学:60分 質疑応答･意見交換会:45分） 　野菜エキスを基本とした調味料及びその他エキス･粉末調味料を製造し、主に食品事業所向けに販売。粉末エキスや粉末醤油等は、長期保存が可能になるなど、一般の野菜や醤油を使う場合と比べて利便性が非常に高くなる他、輸送時の環境負荷削減につながるなど環境面での大きなメリットもあります。 粉末調味料のエコ視点でのメリットを、製造現場の見学を通して参加者全員でみつめました。
12:00〜12:20	移動
12:20〜13:30	昼食（豊橋市内）
13:30〜14:00	移動
14:00〜15:30	花王株式会社豊橋工場見学 （概要説明:15分 見学:20分 工場の取組紹介･質疑応答:55分） 　ニベアクリームなどのスキンケア製品を製造。頻繁な新商品発売に対応するため多品種･多頻度効率生産を実施して、同一生産ラインでの複数品種の生産など、非常に効率性の高い生産を実現しており、高効率生産＝環境負荷削減であることを、同工場の生産現場の見学を通してあらためて考えてみました。 同社の、消費者のニーズを的確にとらえた、顧客満足の追求によるモノづくりについても説明いただくなど、充実した工場見学でした。
15:30〜16:00	移動
16:00	解散（JR･名鉄豊橋駅西口）

全体の所感･まとめ

　参加者のアンケートでは、商品のコンパクト化や生産効率向上がエコであるとことを実感できたとのコメントが多くみられ、先進技術によって産み出されたモノや生産技術をエコ視点でみつめることで、多くの環境負荷削減要素が発見するという目的は達成できました。今後も、更に充実した内容のエコデザインツアーを開催します。