セミナー

第2回自然共生社会分科会セミナー
「生物多様性への取組み動向(変化)〜COP10を経て〜」


概要

第1回自然共生社会分科会セミナーの様子

2010年に開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)は、「愛知目標」や遺伝資源へのアクセスと利益配分についての「名古屋議定書」の誕生といった成果を残し、それから1年余りが過ぎました。そこで自然共生社会分科会では、日頃から生物多様性への関心を持たれ、取組みを実施している皆様のさらなる展開をサポートすべく本セミナーを開催いたしました。第I部として生物多様性JAPAN理事、前千葉県知事の堂本暁子様より「リオ+20 私たちが望む未来 〜名古屋COP10からリオへ」という題目で世界の現状についてご講演いただき、引き続き第II部として名古屋市立大学大学院経済研究科准教授の香坂 玲様より「愛知目標を企業活動にブレークダウンする」という題目で企業活動の在り方について、ご講演いただきました。
参加者は総勢98名と多くの方にご参加いただき、生物多様性に対する関心の高さが伺えました。


開催日:2012年2月24日(金曜)
会場:産業技術記念館(名古屋市西区則武新町4丁目1-35)
主催:環境パートナーシップ・CLUB(EPOC)自然共生社会分科会

<プログラム>

    • 13時30分〜13時35分
    • 主催者開会挨拶

    EPOC幹事長
    日本ガイシ株式会社 執行役員 環境経営統括部長 坂井 博明氏

    • 13時35分〜15時
    • 講演I「リオ+20 私たちが望む未来 〜名古屋COP10からリオへ〜」
    生物多様性JAPAN理事 前千葉県知事 堂本 暁子氏

    生物多様性JAPAN理事 前千葉県知事
    堂本 暁子氏

    【講演概要】
    2012年6月20日〜22日にブラジルのリオデジャネイロで開催される国際持続可能な開発会議(UNCSD)通称「リオ+20」についての概要と、1972年に開催された国連人間環境会議から現在まで国際社会における地球環境に関する動向を国際会議に参加した体験を基に説明頂き、今後国際社会における重要事項について講演していただきました。


    • 15時30分〜16時30分
    • 講演II「愛知目標を企業活動にブレークダウンする」
    名古屋市立大学大学院経済研究科 准教授 香坂 玲氏

    名古屋市立大学大学院経済研究科 准教授
    香坂 玲氏

    【講演概要】
    2008年度〜2010年度までCOP10支援実行委員会アドバイザーとしての活動を通して、COP10にて採択された「愛知目標」についての詳細な説明をしていただき、「愛知目標」への理解を深めると共に、その目標を達成するための必要な活動を、政府機関やNPOはもとより、民間企業としてどのような側面から実施すべきであるかを講演していただきました。