海外交流

独立行政法人国際協力機構(JICA)様研修員との交流会ご報告


日時

2017年9月8日(金曜) 13時00分〜16時20分

会場

株式会社ダイセキ 本社・名古屋事業所

参加者

JICAメキシコからの研修員 12名
及びJICA通訳1名、JICA職員 1名
EPOC会員 9名
合計23名

目的

独立行政法人国際協力機構(JICA)様 研修プログラムの一環として、メキシコからの研修員と、「環境配慮への取組みを行う日本企業のマネジメントや製品・技術を学ぶ機会」という位置付けで、2017年愛知環境賞名古屋市長賞受賞企業である株式会社ダイセキ様を訪問し、EPOC活動の紹介を行うとともに、同社から事業概要・環境への取組みの紹介を頂き、名古屋事業所の見学を致しました。

概略スケジュール


13時15分〜13時25分 ご挨拶 メンバー紹介、全体スケジュール説明、EPOC活動の紹介
13時25分〜14時45分 ダイセキ様 ご挨拶、事業概要・環境への取組みご紹介
14時45分〜14時55分 休憩
14時55分〜15時50分 名古屋事業所見学
15時50分〜16時00分 全体質疑応答
16時00分〜16時10分 ダイセキ様 ご挨拶
16時10分〜16時20分 記念撮影、解散

内容

■参加メンバー、全体スケジュール、EPOC概要紹介

最初に分科会事務局より、ダイセキの皆様、EPOC会員の紹介をし、当日の全体スケジュールとEPOCの概要を紹介致しました。

■ダイセキ様の事業概要、環境への取組みご紹介

次に、ダイセキ様よりご挨拶を頂いた後、映像による事業内容のご紹介に続き、会社沿革やダイセキグループ様のご紹介等のお話を頂きました。
同社が1945年の創業以来、廃棄物を資源として再利用することに着眼してこられたことのご紹介に引き続き、潤滑油や重油の廃油再生利用、或いは再生化が困難な廃油については補助燃料としてリサイクルされていることや、汚泥をセメントや金属回収の原料とするリサイクルに取り組まれていることのご紹介を頂きました。また、含油排水を油分と水分に分離し、油は再生重油として、水は浄化して放流するなどの取組みもお話を頂きました。
また、ダイセキ様は通常の事業活動以外に、1997年に発生したタンカー・ナホトカ号重油流出事故での重油回収活動に尽力されたことや、東日本大震災や熊本地震における復興支援活動にも積極的に取り組まれているといった事例についてもご紹介を頂きました。

■事業所見学

名古屋事業所内の「廃水処理施設」、「汚泥処理施設」「活性汚泥処理施設」の見学をさせて頂きました。更に、産業廃棄物の処理、リサイクルに必要な環境分析や廃棄物成分分析を行う研究室にもご案内頂き、産業廃棄物リサイクルにまつわる一連の工程現場を目にすることができました。

■全体質疑応答、終了のご挨拶

参加したJICA研修員から、脱臭に使われる技術や工程に関すること、名古屋を含め、ダイセキ様の事業拠点の立地に関すること、周辺住民の方とのコミュニケーションに関することなど、多くの質問があり、丁寧にご対応を頂きました。
また、柱社長様から最後に、50年以上前からリサイクルということに着目して先進的なビジネスモデルを構築したことや補助金頼みにならずに経済合理性を確立しているために永続性があること、また、災害を受けた工場で水や油を回収するといった活動を通じて被災されたところからも感謝され、事業に大変やりがいを感じていることなどのお話を頂き、ダイセキ様の取組みに対する理解を深めることができました。

当日の様子
当日の様子

このような交流の場を設けて頂いた株式会社ダイセキの皆様に厚く御礼申し上げます。

以上