| 14時00分〜14時05分 | 【開会挨拶】 EPOC会長 寺師 茂樹 トヨタ自動車株式会社 Executive Fellow | 
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| 14時05分〜15時05分 | 【基調講演】 「再エネ価値取引ビジネスを取り巻く最新動向」 経済産業省 資源エネルギー庁 電力・ガス事業部 電力基盤整備課長 小川 要 氏 小川様からは、脱炭素社会に向けた動向や我が国のエネルギー政策、そしてまさに新たなフェーズへ進んでいる再エネ価値取引市場についての最新情報についてご講演頂きました。特に2030年の再エネ導入における見通しと課題や、洋上風力発電の低コスト化や次世代太陽光発電の開発をはじめとする技術実装の促進施策について丁寧にご紹介頂きました。 また、主題である再エネ価値取引市場については、再エネ価値取引に関する全体像を整理して分かり易く解説して頂いた上で、今回新たに導入された取引市場の目的や制度の詳細についてご説明頂きました。2021年11月に行われた第1回オークションの約定量など最新の情報を盛り込んだライブ感のあるご講演でした。 | 
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| 15時05分〜15時15分 | 【休憩】 | 
| 15時15分〜15時45分 | 【事例紹介@】 「水上太陽光発電に関する取組み」 三井住友株式会社 事業開発推進本部 CSV推進部 部長 武冨 幸郎 氏 武冨様からは、水上太陽光発電設備を自社開発されているお立場ならではの詳細なご説明を頂きました。設備の構成だけでなく、施工やメンテナンス方法、さらには自然災害への技術的な対策など、幅広く紹介頂きました。特に陸上太陽光に対する水上太陽光の長所などは大変興味深く、多くの気付きが得られました。 | 
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| 15時45分〜16時15分 | 【事例紹介A】 「ジャパン マリンユナイテッドの浮体式洋上風力発電への取組み」 ジャパン マリンユナイテッド株式会社 商船・海洋・エンジニアリング事業本部 海洋・エンジニアリング事業本部 海洋エンジニアリングプロジェクト部 主幹 北小路 結花 氏 北小路様からは、洋上風力発電技術の開発状況や課題について技術者の視点で詳細にご説明頂きました。日本のカーボンニュートラル実現に向けて必要不可欠な技術である洋上風力発電技術ですが、これまでは電力需要家にとってはどこか遠い存在のように感じていたかと思います。福島沖で設置、運用を経て撤去までスルーで洋上風力発電事業を実施されたお立場ならではの貴重な内容であり、聴講者の皆様にとりましても洋上風力発電についての理解が進んだのではないでしょうか。 | 
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フォーラムを終えて
今回、日本のカーボンニュートラルに向けての電力に関する施策の全体像から、その中での再生可能エネルギー技術の最新動向という流れでプログラムを構成しました。 
昨今のカーボンニュートラルへの取り組みの加速によって、特に需要家の皆様におかれましては再エネ電力及び価値の確保というのが喫緊の課題となっていると思います。そうした課題認識のもと、まずは再エネ価値取引の最新情報をはじめ、自社で取り組むことのできる技術の一例として水上太陽光発電を取り上げました。 
また、長期的に日本のカーボンニュートラルを考えると洋上風力発電が必要不可欠であり、その技術をまずは正しく知って頂きたいとの想いで事例紹介をして頂きました。 
カーボンニュートラルは先の長い取り組みであり、様々な社会的・経済的要因に大きく影響される課題であることは皆様もご承知のとおりだと思います。EPOCはそうした長い時間軸のなかでも「いつ何が課題になりそうか?」ということを考えるきっかけや情報源としての役割を果たしていきたいと考えております。引き続きご支援、ご協力を賜りますようお願い致します。 
  
  最後に、ご講演頂きました講師の方々には、この場をお借りしてお礼申し上げます。 









 
								

