環境パートナーシップ・CLUB(EPOC)平成17年度総会
 

開催日:平成17年5月11日(水)16:45〜17:45
場所:名古屋東急ホテル3階「バロックの間」

総会

総会平成17年5月11日、290会員(委任状含)の出席の下、「環境パートナーシップ・CLUB」の平成17年度総会が名古屋東急ホテル(名古屋市中区)において開催されました。
冒頭、池渕浩介EPOC会長(トヨタ自動車(株)代表取締役副会長)より挨拶があり、引き続いて竹内弘之総合事務局長((社)中部産業連盟専務理事)から議案書に沿って、
(1) 平成16年度活動報告及び収支決算書承認の件、
(2) 平成17年度活動計画及び収支予算審議決定の件、
(3) 組織改正の件、
(4) 理事改選(交替)の件、
の4議案について説明がなされました。各議案はそれぞれ出席会員に諮られ、何れも原案通り承認されました。

理事会

理事会総会に先立って、15時30分より同ホテル3階「錦の間」にて、第12回理事会が開催されました。池渕会長の挨拶の後、竹内総合事務局長から議案書に沿って、4議案の説明がなされました。
各議案はそれぞれ出席者に諮られた結果、何れも原案通り承認されました。

池渕会長 挨拶

池渕会長 本日はお忙しい中、平成17年度EPOC総会に多くの皆様のご出席を賜り、誠にありがとうございます。

さて、皆様のお陰をもちましてEPOCも本年度が6年目の活動になります。
これまでの活動を振り返ってみますと、EPOC設立以来の活動であるエコムズをはじめとする環境システムの開発を通じ、会員企業の活動を幅広く社会に展開する一方で、異業種の企業が集まり、フォーラムや研究会等を通じ、自己啓発・相互啓発を図り、会員企業の環境経営への取り組みを促進する活動など企業間の和が広がってきたと思います。
また、地域と一体となった清掃活動を通じ、行政、市民の方々とも地域に根付いた環境行動も展開して参りました。

これらの活動により会員企業自身への環境の取り組みが促進され、また認知力も高まり、循環型社会へ向けた足がかりをつかんで来たと実感しております。

また昨年度は、EPOC活動の更なる進化と、真のパートナーシップの形成に向け産・学・官の連携を考えるべく様々な観点から活動を行って参りました。
まず産学連携としましては、名古屋大学エコトピア研究機構殿との連携協定を締結し、研究者と企業の交流の場を提供できるよう橋渡し役を担って参りました。
また産官連携としましては、中部経済産業局殿から「環境事故等の未然防止に関する調査」事業を受託したり、愛知県殿とは温暖化防止戦略や環境教育と言った委員会を通じて、県下の更なる環境保全活動の展開を議論しました。
更に、3Rへの取組事例を募集し、優れた事例に対する表彰を行うことによって、循環型社会形成にむけた積極的な取り組みの機運を高めることを目指した「愛知環境賞」についても共催事業として取り組まさせて頂きました。

EPOCは産学官の連携のためのプラットフォームとしての役割を担いつつ、この地域の様々なステークフォルダーの方々との活動を側面的に支援することが出来たと考えております。
これもひとえに、本日お越しの皆様のご協力の賜物であり、この場をお借りし感謝申し上げます。

それでは、新年度を迎えるに当たり、会長として基本的な取り組み方針を述べさせて頂きます。

まず第1番目が、EPOC設立以来、ひとつの目標地点としてきた愛・地球博への取り組みになります。
皆様ご存知のように、EPOCバックヤードツアーやエコトークセッションを通じて、EPOC会員のみならず博覧会にお越しになる世界からのお客様にもEPOCの理念を普及展開すべく活動を進めて参ります。
是非ともこれら事業を成功させ、EPOCの理念を広く世界に発信していきたいと考えております。

第2番目がポスト万博を見据えた、EPOCの次期活動方針の策定になります。EPOCでは2002年に「アジェンダ21」を策定し、活動の指針として参りました。このアジェンダの中で博覧会事業をはじめとする各種活動を展開して参りましたが、本年度は2010年を見据え、次のステージでのEPOC活動の指針を検討して参ります。

第3番目が京都議定書に対応した温暖化防止への取り組みになります。
従来のゼロエミッションや環境経営手法などの循環型社会形成に向けた活動テーマに加え、本年2月に発効されました「京都議定書」に対応すべく温暖化防止についてもEPOCの新たな活動として取り組みをしていきたいと考えております。
特にこの中部圏はものづくりを基盤として経済発展を遂げた地域であり、この産業維持と拡大のためにもエネルギーの効率的な利用と省エネルギーの推進により温暖化防止を進めて行きたいと考えております。具体的には、省エネルギーの更なる推進のために、会員相互の情報交換の促進や、省エネWebサイトによる省エネ検討支援などを進めて参ります。

第4番目が、更なる環境行動の展開と普及拡大に向けて、EPOCの設立趣旨に立ち返り、「クラブ」や「サロン」のような企業のトップ同士が環境問題についてフランクに語り合える場の提供も進めて参ります。
本日も総会後に「クラブ」すなわち懇親会の開催を予定しておりますので是非とも皆様ご参加頂き、意見交換をお願い致します。

以上が本年度の活動の方針ですが、具体的な中身につきましては、後ほどの総会議案の中でご審議頂きたいと存じます。
最後に、EPOCでは、これまで以上に会員の皆様のご要望を活動に反映し、EPOC活動の更なる充実を図って参ります。
またポスト万博に向け新たな活動を展開し、真のパートナーシップの形成のために様々な観点から活動を進化して参りたいと思いますので、これまで以上に、EPOC活動に対する皆様方の積極的な参画をお願い申し上げ、私のご挨拶とさせて頂きます。
ありがとうございました。

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