財団法人海外技術者研修協会 殿との交流
 
8月27日、(株)ノリタケカンパニーリミテドにおいて、(財)海外技術者研修協会(以下、AOTS)殿との交流会を実施しました。
photoAOTS殿とは昨年12月に続き、3度目の交流会となりました。
※AOTS…The Association for Overseas Technical Scholarshipの略。
AOTS殿は、日本における初めての民間ベースの技術協力を推進する機関として、1959年に設立。海外の産業技術者及び経営管理者の研修を通じて国際経済協力を推進し、相互の経済発展及び友好関係の増進に寄与することを目的とされています。(詳細は、http://www.aots.or.jp/をご参照下さい)
今回、AOTS殿からは、総勢29名(研修生24名、担当者2名、通訳3名)が参加されました。研修生は、4ケ国(タイ13名、マレーシア6名、インド3名、フィリピン2名)と多彩な顔触れとなりました。また、EPOCからは、日本ガイシ3名、岡谷鋼機1名中部経済産業局2名、中部産業連盟2名、ノリタケカンパニリミテドー4名、日立製作所3名の計15名が参加しました。
photo交流会は、最初にEPOCの交流促進部会長(日本ガイシ(株)大野取締役)よりEPOC(設立主旨、組織体制、4部会の主な活動内容etc)と、自社の環境への取り組みについてご紹介がありました。自社については、小牧事業所の汚泥の削減に対する施策等 具体例を挙げて説明頂きました。
国際交流運営Gリーダー((株)日立製作所 神田)より、昨年7月の欧州視察を含む運営Gのこれまでの活動状況説明に続き、ノリタケ殿より、会社概要・社会環境報告書概要等をご説明頂きました。
ノリタケ殿からは、04年度中に主要生産拠点でISO14001の認証取得の完了を目指しておられる「環境経営システム」や、8つの評価項目を点数化して改善を図る「環境監査」、省エネルギーへの取り組み、グループ全体の廃棄物のリサイクル化推進(ゼロエミッション)、有害な化学物質管理・削減の取り組み等について、ご紹介をして頂きました。また、有名な本社敷地内の「ノリタケの森」は、自然との共生・安らぎの空間をテーマとした、創業100周年のイベントとして計画されたものであり、地域住民に広く公開されているとのことでした。
photoこの後、2班に分かれて、クラフトセンターとショールーム「セラボ」を見学しました。
研修生の皆さんが、伝統と最先端の技術が融和した数々の展示・説明に熱心に耳を傾けていたのが印象的でした。環境エンジニアリング事業の展示会場では環境に優しい省エネルギー商品を目指した、エネルギーを使わない混合・攪拌機「スタティックミキサー」について、流体以外にどんな物質に適応可能かといった質問も出ていました。
予定の2時間が短く感じられる交流会となりました。AOTS殿とは今後も交流を継続し、更なる協力関係を築いて参りたいと思います。また、この場を借りまして、交流の場を設けて頂きました、ノリタケカンパニーリミテド殿 関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
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