研究会

2018年度 第2回循環ビジネス創出会議 (現地見学会)

はじめに

EPOCでは、先導的な循環ビジネスの振興を支援するため、愛知県と共同で「循環ビジネス創出会議」(現地見学会)を開催しています。

今回は、「2018愛知環境賞」において銅賞及び銀賞を受賞した2企業を訪問し、優れた技術や取り組みについて、現場視察を交えてご紹介いただきました。見学会にはEPOC会員、一般応募者よりご参加され、循環(環境)ビジネスへのご理解をより一層深めていただきました。

開催日時 2018年10月3日(水) 8時50分〜16時50分
見学先 1.ニチハ株式会社 名古屋工場
2.株式会社マキタ 岡崎工場
参加者 33名

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    1.ニチハ株式会社 名古屋工場


    【概説】
    国産材を原料とした窯業系外壁材を他社に先駆けて製造販売し、温室効果ガスの削減に取り組むとともに、製造及び建築施工過程で発生する端材について、独自のリサイクルシステムを構築。環境負荷の低減と資源循環型社会の形成に大きく貢献するものと高く評価され、「2018愛知環境賞」銅賞受賞しました。


    【見学内容】
    (1)概要説明(会社概要、製品紹介、製作工程の概要等)
    (2)工場見学
    住宅業界・建築業界では、低炭素化に加え、建現場で発生する産業廃棄物の適正処理に関しても環境課題として認識されています。同社の主力製品である窯業系サイディング材※の主原料に国産材を利用し、設計・開発、製造・出荷、建築施工、それぞれの段階で環境負荷を低減しています。工場見学では、独自の成形技術と塗装技術を含めた生産工程についてご紹介いただきました。
    ※セメント等の無機原料とパルプまたは木材の有機繊維原料を混合し成型した主に戸建住宅向けの外壁材パネル

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    2.株式会社マキタ 岡崎工場


    【概説】
    自社開発の高効率モータとリチウムイオンバッテリを搭載した電動工具を製造し、国内外で販売するとともに、独自技術により小型ガソリンエンジンの排出ガスのクリーン化を実現。環境負荷の低減に大きく貢献するものと高く評価され、「2018愛知環境賞」銀賞を受賞しました。

    【見学内容】
    (1)概要説明(会社概要、製品紹介等)
    (2)工場見学
    (3)製品展示室見学
    部品の製造から完成まですべて自社工場で担っている独自のモノづくりの現場を見学しました。また、いつでも、どこでも、誰でもできる「カンタン改善」について、事例を交えながら説明していただきました。
    製品展示室では、マキタ製品のラインナップについて、実際に手に取りながら紹介いただきました。工具以外にもハンディ式掃除機やコーヒーメーカ、オーディオ機器まで様々な便利な製品があり、各製品はバッテリーが共有できます。独自技術を導入した製品で、業界をリードしていることが理解できました。


以上