交流会

2011年度 第5回循環ビジネス創出会議
〜グローバル時代における環境ビジネスのあり方について考える〜

はじめに

EPOCでは、「愛知エコタウンプラン」を推進されている愛知県と連携し、資源循環型社会の形成を促進することを目的として、「循環ビジネス創出会議」を開催しています。
現在、円高等を理由にアジアに拠点を増やしていく製造業の増加とともに、リサイクル産業を取り囲む状況も大きく変化していくことが予想されます。本セミナーでは、昨今の国際情勢や経済状況を踏まえた上で、製造業やリサイクルビジネスが今後アジアを中心とする海外でどう動き、それに対してどう展開していくべきか、またその際の課題について、検討しました。


開催日時 2012年2月27日(月曜日) 13時30分〜16時30分
場所 愛知県産業労働センター「ウインクあいち」5階 小ホール1
参加者 88名

プログラム

13時30分〜13時40分 開会挨拶・説明

13時40分〜14時40分 基調講演

「混沌の世界の中で如何に資源環境問題を捉えていくか?」
愛知淑徳大学 ビジネス学部・ビジネス研究科 教授 真田 幸光 氏


マーケットでは、どの国もリーダーシップを取らない、Government of zeroと呼ばれる無極化の時代となり、これを「混沌の世界」と表現されました。
混沌の時代に必要なことは、自分の立ち位置を確認する「原点回帰」で、「世界が必要とするモノやサービスを提供する会社であるか?」「世界で貴社が提供するサービスを一番高く評価してくれるのは誰か?」といった自社の強みを見つめなおす必要があるとのお話を伺いました。

14時40分〜15時 事例紹介

「中国の環境ビジネス事情 −大連の事例から−」
坂部環境技術事務所 代表 坂部 孝夫 氏


大連に行かれた体験に基づいた具体的なお話を伺いました。中国でのビジネスに限らず、海外への進出の際には、公的機関からの情報、また、現地の方との付き合いを通じた情報の重要性をお話いただきました。

15時10分〜16時30分 パネルディスカッション

【パネリスト】
愛知淑徳大学 ビジネス学部・ビジネス研究科 
教授 真田 幸光 氏
坂部環境技術事務所 代表 坂部 孝夫 氏
【コーディネーター】
(株)フルハシ環境総合研究所研究員
国際事業室 欧州・北米担当 古川 智美 氏

パネリスト方々の中国などでの具体的な体験を踏まえ、グローバル競争の中での有利な交渉の進め方などをご紹介されました。また、ものづくりが有名な中部地区でも、ソフト面を売り込むことの重要性をご指摘いただきました。


第5回循環ビジネス創出会議の写真