2000年に設立されたEPOCも、2005年の日本国際博覧会(愛知万博)、2010年の生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)と、この地域のイベントとともに実績を積み重ねて、12年目を迎えることとなりました。近年の社会情勢の大きな変化を受け、「環境」や「エネルギー」への注目が一段と高まってきています。そのような中、環境パートナーシップ・CLUB(EPOC)の果たすべき役割は、2020年ビジョンにも示している通り、幅広い会員の環境のわざ(成果)を活かして、「低炭素社会」・「循環型社会」・「自然共生社会」を相互に連携させた「持続可能な経済社会」の構築を目指すことにあります。今までの取り組みを改めて振り返り、2020年ビジョンの下で積極的な活動を継続いたします。
EPOCが活動拠点とする中部地区は、日本の産業の集積地であり、この地域で業界の枠を超えた環境への取り組みに参画することは、様々な問題を解決する一つの糸口になるものと思います。この利点を最大限に活かすためには、地域全体で、環境取り組みの情報をお互いに発信していくことが欠かせません。特に環境問題は、一事業者で完結する課題ばかりではなく、社会全体で取り組まなければならない課題が数多くあります。世界中で実証実験が行われているスマートシティーのような試みは、様々な業種が一体とならなければ成立せず、異業種間の連携の重要性は益々高まることでしょう。有益な情報を社会へ発信し、産業界全体の底上げと更なるレベルアップを図ることが、EPOCの重要な役割であると考えます。
業界団体を母体とする環境の集まりが世の中に数多くある中、EPOCのように行政、大学・研究機関ならびに業種や規模の垣根を越えた企業が集まる団体は、大変貴重な存在であると感じています。エネルギー問題、円高など、多くの産業が様々な対応を迫られている今こそ、EPOCの特徴である「産官学連携」の威力が発揮されます。この強みを活かし、社会・地域での活動をさらに発展させるためには、皆様のご理解ならびにご協力が不可欠です。「今よりもっとよい方法がある」その改善の精神は、モノづくりの現場だけでなく、環境への取り組みにおいてもあてはまる言葉です。多様な会員の皆様と共に「持続可能な経済社会」の構築を実現するため、今後も積極的なご参加をお願い申し上げます。
環境パートナーシップ・CLUB会長